Scrumを利用した開発を実践してみる

Scrumは、アジャイルソフトウェア開発手法の一つです。詳しくはスクラム (ソフトウェア開発) - Wikipediaを参照してください。
ちなみに、Scrumを試してみようと思ったのは、アジャイルソフトウェア開発スクラム(ISBN-10: 4894715899)を読んだのがきっかけです。

で、Scrumを試すためには何を開発のするのかお題を決める必要があります。本業はLinux Kernel関係の仕事を行っているので、仕事でも役立つようなものと考えていたら
ニュースリリース|ユビキタスAIコーポレーションというニュースを見つけて、これをOpen sourceで実装してみようかなっと思い立ちました。
また、車輪の再発明ではあまり面白くないので、ニュースには

SDKには、システム状態を不揮発性ストレージに保存・復元する「QuickBootスナップショットスクリプト」、「QuickBootスナップショットドライバ」「QuickBoot BIOS」の他、メモリブロックの優先復元を制御する「QuickBoot IRA (Intelligent Resource Allocator)」、「Kernel Patch」「ブートローダーサンプル」「マニュアル」等が含まれています。

とあるので、できるだけKernel内の変更だけで機能が実装できるように設計してみたいと思います。
あと、Ubiquitous QuickBootの技術の詳細は、特許関係でまだ公開されていません。なので、多分こうやって実装しているのではないかという想像で実装を進めます。進めている段階で、もし特許が取得され抵触しそうな箇所がでてきたら回避するように注意しますが、先に見つけた方はこのブログに突っ込みをいれてもらえれば幸いです。

それではScrumをスタートしたいと思います。

開発期間: 6ヶ月 (Interface 2010年4月号で確か1年ぐらいかかったと書いてあったので、その半分。あやふやなので間違っていたらすみません)
開発時間帯: 平日、会社が終わってから。休日、6時間ぐらい。
開発人数: 1人 (本当はScrumのチームは5〜8人がベストですが、まー最初の実験なので。。)
予算: 12000円 (自分の人月単価は抜きで経費という意味です。月々2000円)
ゴール: Linux上で電源を切った状態からユーザーランドのプロセスを1秒未満で復帰できるHibernation driverを開発する。
ターゲットデバイス: AOA150-Bb1Acer 日本(開発環境でもあります。)
スプリント期間: 一ヶ月
デイリースクラム: 一人しかいないのでこのブログに5分程度で進捗を記述します。
プロジェクト管理: Google codeを利用します。Google Code Archive - Long-term storage for Google Code Project Hosting.
プロダクトバックログ: Google codeで管理します。
スプリントバックログ: Google codeで管理します。
スプリント計画ミーティング: 月の初めに行う
プロダクトインクリメント: 月末